2014年2月8日土曜日

☆ウルトラ・ダラー 手嶋龍一著 

ウルトラ・ダラー (新潮文庫)

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ウルトラ・ダラー

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 私が手嶋龍一氏を知ることとなった彼の代表作ウルトラ・ダラー。
2006年3月に発行されたのだが、この本、その後に世界で起こることを予言しているかのように次々とその背景を暴いている。
ここでイギリスのBBC放送所属の特派員スティーブン・ブラットレーが冒頭に始めて登場する。
場所は、日本の京都馬町で戦時中には空襲にあった場所だ。
いきなり、写楽の描いた「三代目瀬川菊之丞の田辺文蔵妻おしづ」のオークションシーンから始まる。
世界を舞台にしたインテリジェンス小説の冒頭が京都とは私にとっては興味深い。
が、それにしてもなぜ旧小林古径邸が京都なのだろうと思う。たしか。東京・大田区馬込ではなかったか・・・。
小林古径邸(現在は新潟県上越市)

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