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「アップル、グーグルが自動車産業を乗っとる日」 著者 桃田 健史氏
最近読んだこの本、前半はタイトルどおりに興味を引かれた内容だったが、中盤以降は自動車業界の事情ばかりでスマートフォンの技術がどのように具体的に影響を与えていくかの焦点がぼけていてよくわからない。
アップルとグーグルの戦略も的確に捉えてないように思える。だが、テーマとしては面白い。
トヨタのプリウスは確かにスマートフォンから様々なアプリを連携して自動車という移動手段に新たな夢を描かせてくれそうだ。
私たち50代の人間からすると、若い頃自動車は確かに夢を与えてくれた。がんばっていい車に乗りたいとか、自分の好みにアレンジしたいとか思ったものだが、
いつの頃からか、単なる移動手段としてその興味が失せて行った。
現代の若者は、確かにこの本にも書かれているように、もっぱら自動車に興味など持っていない。
東京などの都心部では、交通手段が程よく整備されていて、自動車は必要なときにレンタカーで充分という考え方になっている。
トヨタ自動車のお膝元に近い名古屋でも、若者たちの志向は必要なときにレンタカーで充分だそうだ。
ローンを組んでまでして自動車を買う必要などないのだ。
すっかり時代は変わってしまった。
日本人の大半が自動車は単なる移動手段と冷めて見ているのだ。
でも、私もそうだが何年か前に初めてプリウスに乗ったとき、私の中の何かが突然蘇った。
即座にイメージできたのは、私のiphoneでプリウスと連携できるアプリをつくっちゃおうというワクワク感だ。
子供の頃に触れた、近未来のアニメの世界観のようにワクワクさせてくれるものだ。
この本に書かれているような自動運転などどうでも良いが、かなり楽しめそうだと思った。
それ以来、私の開発意欲がワクワクを続けている。
別にアップルやグーグルでなくても楽しめるぜ。
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