2016年4月28日木曜日

子持ち飯蛸(イイダコ)で一杯

 今年も気が付けば、もう4月も終わろうとしている。
世間様はゴールデンウイークだと浮かれていらっしゃるが私には関係ない。
今宵も明日の仕事の仕込をしていたら、ふとした想いが頭をよぎる。

「あ~今年もアレを食べそびれた。しまった~( ̄◇ ̄;)」

毎年、日々の忙しさに感けて忘れてしまっているのだ。

そう、それは旬の「子持ちイイダコの煮付け」だ。

小振りなイイダコの頭の中にぎっしり詰まった卵。
煮付けにするとビールや日本酒のあてにたまらなく旨いのである。

ひとつ頬張ると、蛸の卵がぷちっと口の中ではじける。
その瞬間、濃厚な蛸の卵のエキスが口の中一杯に広がる。
それを、よく冷えたビールで流し込みのである。

ぷはぁ~( ̄▽ ̄)

其の食感、味わいを思い出すだけで幸せな気持ちになる。
毎年この時期になると、来年こそは旬の味を頂こうと心に誓うのに・・・

それは、今の住処ではなかなか手に入り難いのだが、
瀬戸内で育った私が、こよなく好きな春の風物詩のひとつなのです。