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この本にも記述があるが、プロテスタントとカトリックが形成している世界的なネットワーク力は、現代においても世界最大規模のインテリジェンスネットワークなんだろうね。
私は、このあたりの記述が一番の読みどころだと思うが、かなりきわどい部分だろうと推察できる。
日本人には、キリスト教が世界の政治や経済に強い影響力を持っているという感覚は理解しづらいが。
たぶん我々日本人にとって、宗教というものの捉え方には特有の考え方が根本にあるからだと思う。
しかし、世界史を改めて観ていくと実は世界の三大宗教は国境を越えて協力なネットワークを持っているし、その力を活かして世界を変えてきた。
1450年頃ドイツのグーテンベルクが発明した活版印刷の技術が様々な紙幣を印刷し流通させてきただけでなく、聖書も印刷したことから宗教にも変革を与え信仰の中に個人の権利を与えて革命を引き起こした。
さらにそれは、戦争を引き起こし社会を変える火種となって広がった。
現代ではそれは、インターネットのSNS技術によって「アラブの春」のような劇的な政変を引き起こすきっかけとなっている。
googleやFacebook、twitterがそうした力を持った背景はかなり興味深い。そこには、いったいどんな意思が働いているのか
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