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私のお気に入りの作家「手嶋龍一」氏の名作。スギハラ・ダラー。 第二次世界大戦の頃、杉原千畝の発行する命のビザで日本へ逃げ延びた少年が神戸でとある日本人の少年と出会う。その後彼らは世界の金融市場で活躍をみせるのだが、米国の悪夢9.11テロやブラックマンデー、リーマンショックなどの連鎖の中で主人公スティーブン・ブラットレーのインテリジェンスに触れて物語が展開していく。実際の世界情勢が絡んださすがのストーリー展開は読み応えがある。私の大好きな本のひとつだ。2006年に発行された「ウルトラ・ダラー」に続く名作だ。 ところで、この本の中に出てくる「金沢東の茶屋街の割烹「藤とし」」と、同じく茶屋街の一角にある旅荘「陽月」には是非とも行ってみたい。 | ||
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97ページに出てくる、スティーブン・ブラトレーとマイケル・コリンズがスコットランドのテイ川でフライフィッシングに興じる時にスティーブンが胸ポケットから取り出すシングルモルトのウイスキーがこれ。スペイン産のシェリーの樽を使った香りのいい逸品らしい。 | ||
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これまたスティーブンが今度は左のポケットから取りだした加賀の漆の器と、それに見合う酒として出てくる山形は天童の造り酒屋の逸品。出羽桜 雪漫々大吟醸だ。 どちらにしようか、迷う逸品だね。 |
50代のおやじが人生をがむしゃらに楽しもうとする記録です。
久しぶりに再開した朝のジョギングの記録と共に
少しづつ、書棚の整理をしていこうと思いはじめました。
休日に酒でも飲みながら、楽しめる本を紹介しがてら、読んだ本の書評を書いてみようかな。なんて思ってます。
いつまで続くかわからないけど。( ̄▽ ̄)
2014年1月29日水曜日
☆スギハラ・ダラー
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