地球から1,481光年の距離に謎の天体が観測される、ダイソン球の可能性?
ストーリー by hylom 2015年10月20日 8時00分未知なる何か 部門より
T.Sawamoto 曰く、
Bad Astronomerの二つ名で知られる天文学者Phil Plait氏のブログ記事によると、地球から1,481光年の距離にある恒星KIC 8462852が、非常に奇妙な明るさ変化を起こしているのがケプラー宇宙望遠鏡により観測されたとのこと。(Slashdot)。
ケプラー宇宙望遠鏡は、恒星の前を惑星が横切った際に明るさがわずかに暗くなることを観測する方法(トランジット法)により、太陽系外惑星を探すために打ち上げられた探査機です。このケプラーがKIC 8462852を観測したところ、非周期的に最大で22%の明るさ低下、それ以外にも無数の小さく不規則な明るさ低下を起こしていることが明らかになりました。(論文Abstract)
KIC 8462852は太陽よりやや大きく明るいF型主系列星で、もし仮に木星サイズの惑星が横切ったとしても1%程度しか暗くなりません。22%暗くなるとすると、恒星の半分サイズの『何か』がKIC 8462852の光を遮断していることになります。また、それ以外にも数百の不規則形状の物体がKIC 8462852の周囲を巡っているようです。
現時点では、それらは近傍の赤色矮星にかき乱されたオールト雲から落下中の、大量の彗星ではないか、と推測されています。しかし、恒星光の22%を遮断する彗星というのは、尋常な量ではありません。
別の可能性として、それは異星知性体がKIC 8462852の光を最大限活用するため惑星軌道上に並べた無数のソーラーパネル、すなわちダイソン球なのではないか、という提案がなされています。もっとも、これは「常識はずれの『何か』がある」以外の証拠がまったくない段階なので、Plait氏も「多分違うけど、そうだったら面白いね」という程度に受け止めていらっしゃるようです。
ダイソン球でなかったとしても、KIC 8462852の周囲には未知の天体現象が存在することは間違いなさそうです。その謎が解明されるのが楽しみですね。
ストーリー by hylom 2015年10月20日 8時00分未知なる何か 部門より
T.Sawamoto 曰く、
Bad Astronomerの二つ名で知られる天文学者Phil Plait氏のブログ記事によると、地球から1,481光年の距離にある恒星KIC 8462852が、非常に奇妙な明るさ変化を起こしているのがケプラー宇宙望遠鏡により観測されたとのこと。(Slashdot)。
ケプラー宇宙望遠鏡は、恒星の前を惑星が横切った際に明るさがわずかに暗くなることを観測する方法(トランジット法)により、太陽系外惑星を探すために打ち上げられた探査機です。このケプラーがKIC 8462852を観測したところ、非周期的に最大で22%の明るさ低下、それ以外にも無数の小さく不規則な明るさ低下を起こしていることが明らかになりました。(論文Abstract)
KIC 8462852は太陽よりやや大きく明るいF型主系列星で、もし仮に木星サイズの惑星が横切ったとしても1%程度しか暗くなりません。22%暗くなるとすると、恒星の半分サイズの『何か』がKIC 8462852の光を遮断していることになります。また、それ以外にも数百の不規則形状の物体がKIC 8462852の周囲を巡っているようです。
現時点では、それらは近傍の赤色矮星にかき乱されたオールト雲から落下中の、大量の彗星ではないか、と推測されています。しかし、恒星光の22%を遮断する彗星というのは、尋常な量ではありません。
別の可能性として、それは異星知性体がKIC 8462852の光を最大限活用するため惑星軌道上に並べた無数のソーラーパネル、すなわちダイソン球なのではないか、という提案がなされています。もっとも、これは「常識はずれの『何か』がある」以外の証拠がまったくない段階なので、Plait氏も「多分違うけど、そうだったら面白いね」という程度に受け止めていらっしゃるようです。
ダイソン球でなかったとしても、KIC 8462852の周囲には未知の天体現象が存在することは間違いなさそうです。その謎が解明されるのが楽しみですね。
http://science.srad.jp/story/15/10/19/069216/?utm_source=newsletter&utm_medium=email
スラドより引用
これがダイソン球だとしたら、フリーマン・ダイソンの宇宙のエネルギーの利用を実現できる実証なんだな。1960年に生まれた身としては、このダイソン球の実現を生きているうちに体感したいねえ。
このテーマには、夢があるなぁ。
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